夢に向かって全てに真剣に 3選手、コザ高校で対談 プロスポーツの仕事紹介


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登壇した(右から)原田幸哉選手、石崎巧選手、田代直希選手=7月25日、沖縄市のコザ高校

 【沖縄】プロスポーツ選手の仕事について学ぶ「プロアスリート対談inコザ高校」(ボートレース振興会主催)が7月25日、沖縄市のコザ高校で開かれた。ボートレーサーの原田幸哉選手ほかプロバスケットボール琉球ゴールデンキングスの石崎巧選手、田代直希選手らが同校を訪れ、プロを目指すきっかけや仕事について語った。男女バスケットボール部、男女ハンドボール部の生徒や教員ら約130人が参加した。

 生徒たちは対談や映像を通して、ボートレーサーなどプロスポーツ選手の仕事について学んだ。このうち、ボートレーサーになるためには養成所で訓練を受けることや女性も多く活躍していることなどが紹介された。原田選手は「高校生の今が一番大事な時期。自分の進路に向かって、全てに真剣に取り組んでほしい」とエールを送った。

対談を熱心に聞く生徒ら=7月25日、沖縄市のコザ高校

 3選手は体調管理やモチベーションの維持など、スポーツ選手としての心構えをアドバイスした。石崎選手は「まずは目の前にいる人に勝つことから始めれば、結果は付いてくる」と語った。田代選手は「一流の人たちの言動を見て吸収してほしい」と話した。

 ボートレーサー養成所の入所試験で実施される反射神経テストなどの体験も行われ、キングスの選手や生徒が挑戦した。反射神経テストで田代選手の記録を破った大城悠輔さん(15)は「プロは中高時代に努力していた。『凡事徹底』で頑張っていきたい」と意気込んだ。