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団結の証し 熱戦 真志喜、大山 伝統大綱引き 沖縄・宜野湾

 【宜野湾】宜野湾市の真志喜区自治会(伊差川正美会長)と大山区自治会(名城克巳会長)の大綱引きが7月29日、真志喜中学校と大山小学校の各運動場で開かれた。地域の繁栄を願う両区の大綱引きは、300年以上の歴史がある。真志喜区は公民館建設で最近2年は実施できず、3年ぶりの開催となった。両区の綱引きとも多くの住民らが詰め掛け、夏の風物詩を楽しんだ。


激しく綱をぶつけ合う前村渠(めんだかり)と後村渠(くしんだかり)の住民たち=7月29日、宜野湾市立真志喜中学校

力強く大綱を引く大山区の住民ら=7月29日、宜野湾市の大山小学校

 真志喜区は住民が約2カ月をかけて綱を製作した。綱同士を激しくぶつけ合い勝敗を決する「アギエー」では、開始を知らせる合図と同時に「前村渠(めんだかり)」と「後村渠(くしんだかり)」に分かれた区民が激戦を繰り広げ、大綱引きでは、地域住民の熱気が最高潮に達した。

 前村渠を先頭で率いた名城俊征さん(70)は「近年は参加人数も少なくなっていたが、こんなたくさん集まってくれてうれしい」と笑顔。「真志喜の子どもたちに伝統を受け継いでほしい」と語った。

 大山区は約30キロの旗頭を揺らす「ガーエー」や「アギエー」が雰囲気を盛り上げた。メインの大綱引きでは前村渠と後村渠が力強く綱を引き合い、勝敗は前村渠に軍配が上がった。

 後村渠で参加した呉屋求さん(31)は「2週間前から先輩に指導してもらい、初めてガーエーもアギエーも参加できた。大綱引きは負けてしまったが、来年こそは勝ちたい」と汗を拭った。