【中国時報】「国際通話」台湾除外、定額使い放題へ 中国の通信会社新プラン


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 「中国政府は台湾も自分の国土だと言っているのに、台湾でスマホを使ったら国際通話料金を取る中国の通信会社は、最大の非国民だ」。高額な通話料金を皮肉った、ジョークが過去のものになりそうだ。中国三大通信会社の一つ「中国移動」は今年、月々定額で台湾で使い放題という新たな通話プランを打ち出した。

 同社によると、新たな料金プランでは、中国の通話SIMを台湾、香港、マカオで使用しても、月額288人民元(約4700円)で「使い放題」。台湾では同地の通信会社の規定で、1日の使用量が2G以上になると速度制限が掛かるが、頻繁に中台間を移動する台湾人ビジネスマンや中国の大学で学ぶ台湾人留学生には、大幅な負担軽減となる。

 これまで中国から一時帰国した台湾出身者は、中国で使用しているSIMカードを帰国の際に無効にするか、スマートフォンの電源を切って、うっかり電話に出て国際通話料金を支払うことを回避していた。