「腰を落として」「自分から仕掛けろ」 初の子ども角力 熱戦


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 【本部】本部町の大浜公民館で7月29日、「第1回本部子供角力大会」(同実行委員会主催)が開かれた。小学3部門と幼稚園の四つの部で子どもたちが力と技を競い合った。会場には多くの区民が訪れ「腰を落として」や「自分から仕掛けろ」などと声援を送り、勝負ごとに歓声が湧いた。

力いっぱいぶつかり合う子どもたち=7月29日午後、本部町大浜公民館

 本部町で子ども角力が開かれたのは今回が初めて。県内各地の大会で優勝するなど角力の名選手として知られる宮原金星さん=本部町=が「子どもたちの大会をつくりたい」との思いから、開催に向けて奔走。思いに共鳴した大浜区からの協力を得て大会が実現した。

 大会当日、臨場感あふれる実況を担当した宮原さんは「盛り上がってくれて良かった。これからも続けていきたい」と満足そうに話した。

 小学1・2年生の部で優勝した瀬底小2年の仲田善仁(ぜんと)君(7)は初めて角力に挑戦した。「とても楽しかった。負けたくないと一生懸命戦った」と誇らしげに語った。