FC琉球「生産性」 J3で3位 日銀那覇支店が試算


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FC琉球の選手やスタッフら=3月、沖縄市のNBC総合結婚式場

 日本銀行那覇支店(桑原康二支店長)は10日、サッカー明治安田J1リーグとJ3リーグの各チームについて、人件費と勝ち点から算出した「生産性」の試算を発表した。2017年シーズンにJ3で6位だったFC琉球は、生産性順位ではJ3の3位に入った。

 17年シーズンの年間勝ち点と、選手や監督、スタッフを含むチームの人件費を基に、勝ち点1を取るための人件費を計算した。J1では6位に入った磐田が2680万円と最も生産性が高かった。2番目はシーズン16位でJ2に降格した甲府の2760万円だった。シーズンを制した川崎は3250万円で生産性順位では5位だった。大宮は7170万円で生産性順位も最下位だった。

 J3ではFC琉球が人件費8100万円で年間勝ち点50を記録。勝ち点1を取るために要した人件費は160万円だった。最も生産性が高かったのはYS横浜の90万円だった。

 J1浦和レッズのファンという桑原支店長は「浦和や神戸など、人件費の高いチームが必ずしも良い結果を残しているわけではない。一方でFC琉球は必ずしも潤沢とは言えない人件費で健闘している」と話した。