親族ら手合わせ送る 翁長知事、出棺


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霊きゅう車に乗せられる翁長知事の遺体が入った棺=11日、那覇市松山の大典寺

 8日に67歳で死去した、沖縄県知事の翁長雄志さんの遺体が11日、浦添市の火葬場で荼毘(だび)に付された。翁長さんの遺体は午後0時44分ごろ、激しい雨が降る中、那覇市松山の大典寺を出棺し、火葬場へと向かった。妻の樹子さんが位牌(いはい)を持って霊きゅう車に乗り、遺影を持った長男・雄一郎さんら多くの親族が手を合わせて冥福を祈る中、火葬場へと向かっていった。

 大典寺には県民大会を終えて駆け付けた人々も訪れた。那覇市の50代女性は「志半ばで倒れた知事に最後のあいさつをしにきた。天国で沖縄の将来を見守ってほしい」と話し、翁長さんの乗った車両を見守っていた。