宜保晴毅氏、出馬表明 豊見城市長選 「楽しく住みよい街に」


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宜保晴毅氏

 【豊見城】10月14日投開票の豊見城市長選で、現職の宜保晴毅氏(50)は12日、豊見城市内で会見し、正式に出馬を表明した。宜保氏は「税収や雇用の場を増やし財政健全化を図り、福祉を充実させる。豊見城を日本一楽しく住みよいまちにするため粉骨砕身頑張りたい」と決意を語った。

 前市議の宜保安孝氏(41)と市議の山川仁氏(43)も既に出馬を表明しており、選挙戦は三つどもえになる見通し。

 晴毅氏は、子育て・教育環境や福祉の充実、災害に強いまちづくりなど七つの基本政策を掲げた。新庁舎建設や小学校2校の新設などの施設整備など、2期8年間の成果を強調した。一方で「市債が増加し基金は減少した」と財政面の課題を指摘。「税収を増やすため企業誘致に力を入れたい」と述べた。

 晴毅氏は「市民党として臨む」と述べ、自民党への推薦願いは出さない考え。

 晴毅氏の親族が経営する会社への金銭的な支援を晴毅氏本人が依頼したと市議会で追及されたことについて「事実であり不適切だった。市民に心配を掛け、おわびしたい」と述べた。

 また「4年間で後継者を育成しバトンを渡す」と語り、今回当選した場合、次期市長選では4期目は目指さず退職金を受け取らないことを約束した。

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 ぎぼ・はるき 1968年3月14日生まれ。豊見城市高安出身。沖縄大卒。会社役員を経て2007年2月豊見城市議初当選。10年の市長選で初当選し、現在2期目。