翁長知事が県や那覇市の職員らに〝最後のお別れ〟 遺骨を乗せた車が市役所、県庁経由で告別式会場へ


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
見送りのため出迎えた県幹部や県職員らに礼をする位牌(いはい)を携えた翁長知事の妻樹子さんや親族ら=13日午後0時40分ごろ、沖縄県庁

 8日に67歳で死去した沖縄県知事、翁長雄志さんの葬儀と告別式が13日午後、那覇市の大典寺で行われる。

 告別式を前に同日午後0時37分、翁長さんの遺骨と遺族を乗せた車両は翁長さんの最後の職場となった県庁に立ち寄った。

 県旗と国旗の半旗がゆらめく正面玄関前には大勢の県職員や市民が集まり、翁長さんに最後の別れを告げた。

 長男の雄一郎さんが遺骨を、妻樹子(みきこ)さんが位牌(いはい)を抱き、集まった職員や市民らに深く一礼した。

「翁長さんありがとう」のメッセージが書かれた横断幕を掲げ、翁長さんを見送る県民の姿もあった。

那覇市役所前で、城間幹子市長や市民らに見送られる翁長雄志知事の遺骨や位牌(いはい)が乗った車=13日午後0時26分ごろ、同市役所前

 車両は翁長さんが市長を務めた那覇市役所にも立ち寄った。城間幹子市長のほか一般の市民ら約100人が見送った。

 沖縄県庁の1階ロビーに設置された翁長知事を悼む記帳所には60人以上の県民らが並んでいた。

 翁長さんの告別式は午後3時から行われる。
 【琉球新報電子版】