【中国時報】清代の「博士井戸」発見 台南 「水を飲んだ人高学歴」


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 成功大学建築学部の研究員がこのほど、台南後壁区にある長短樹公園の後方で古い井戸を発見した。井戸は清代に造られたもので、100年以上の歴史を持つ。それにもかかわらず、見た目や状態が良好なのは驚きだ。付近の住民によると、昔は飲用水として使用していたという。何よりすごいのは、井戸水を飲んだ子どもは成長すると、非凡な才能を発揮して「博士」になるというのだ。そのため、地元民には「博士井戸」と呼ばれている。

 台南の無米楽稲米促進協会の張美雪は「この井戸水を飲んだ住民らはほとんどが高学歴で、教師や大学教授になっている。そのため、この地域では『宝の井戸』や『博士井戸』と呼ぶ」と話す。しかし現在は、農業用水に使用されるだけで、飲料水としての利用はほとんどない。それでもこの井戸の歴史的価値は非常に高いため、今後も保存していく必要がある。