宜野湾市長の辞職同意 佐喜真氏 知事選出馬へ「今後も普天間飛行場返還に取り組む」


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市長辞職に伴い、あいさつする佐喜真淳氏=17日、宜野湾市議会本会議場

 沖縄県の宜野湾市議会(大城政利議長)は17日午前、臨時議会を開き、9月30日投開票(9月13日告示)の県知事選に出馬する佐喜真淳市長(54)の辞職に全会一致で同意した。佐喜真氏は18日付けで離任する。

 市長不在による職務代理者は松川正則副市長(64)が務める。市長の辞職に伴う宜野湾市長選は、知事選と同日に実施される見通し。

 議会の同意を受け、佐喜真氏は本会議場で「一番の課題だった普天間飛行場の閉鎖、返還ができなかったことはおわびしたい。今後も返還に向け取り組む。古里の宜野湾市、沖縄県のために全力を尽くし、そのステージで頑張りたい」と知事選への意欲を語った。

 佐喜真氏は2012年2月の市長選で初当選し、現在2期目。6年7カ月間市長職を務めた。

 宜野湾市長選の期日は、19日に市選挙管理委員会が会合を開き決定する。市政与党の候補者選考委員会は佐喜真氏の後継として松川副市長の擁立を決定している。市政野党の選考委は人選作業を続けている。
【琉球新報電子版】