優勝旗と笑顔土産に那覇プリテン凱旋 全国少年少女サッカー


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保護者らの拍手を受けながら、笑顔でがい旋する那覇プリテンの選手ら=19日、那覇空港

 サッカーの第32回全国少年少女大会(12~16日、静岡県)で、各県代表32チームの頂点に立った那覇プリテンのメンバーが19日夜、那覇空港に凱旋(がいせん)した。優勝旗と優勝カップを誇らしげに掲げる選手らを、県サッカー協会役員や保護者らが横断幕と拍手で歓迎した。

 那覇プリテンは前回大会決勝で静岡県のチームに敗れ準優勝だった。1年間技術を磨いた選手らは、準決勝で0―2から追い付き、PK戦で勝利。決勝は昨年敗れた静岡のチームと因縁の対決だった。互角の展開が続いた終了間際、平良夢華のスルーパスを主将の上原瑠夏が押し込み、去年の悔しさを晴らした。

 塩川健勇監督は「決勝前は緊張で眠れなかった。連戦の疲労もあったが、最後は選手らの気力の強さが日本一につながった」とたたえた。昨年の悔しさを知る1人の上原は「去年負けてから1対1を鍛え、決勝は絶対勝つつもりだった。このチームで優勝できてうれしい」と、喜びをかみしめていた。