【中国時報】激安の温泉郷、話題 台東・知本 年金下げに対応


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 中国からの観光客の激減と年金の引き下げを受けて、台東の温泉地・知本では、各ホテルがそろって起死回生の激安プランを打ち出した。中には2人1カ月連泊で1万元(約3万6千円)を切るプランもあり、話題を呼んでいる。

 「ロングステイプラン」のターゲットは、リタイアしたシニア層。最初に同プランを打ち出した高野ホテルは、1カ月連泊して温泉には入り放題。その上、毎日朝食が付き、2人で9999元(約3万6千円)という超激安プランを打ち出して注目を浴びた。すでに20件余りの予約が入っている。

 他のホテルも次々に各種「ロングステイプラン」を打ち出しており、富野温泉リゾート会館では「2名4泊5日で9388元(約3万4千円)」など、いずれも破格の値段設定だ。ホテル関係者は「全くの赤字だが、それでもまた観光客に戻って来てもらえれば」と期待を寄せている。