社会

旧盆中も米軍機騒音 普天間、嘉手納 地元配慮要望通らず

民間地上空を飛ぶ様子が確認された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=23日、宜野湾市喜友名

 【中部】米軍普天間飛行場や嘉手納基地では、旧盆の23、24の両日もオスプレイなどの米軍機が離着陸し、基地周辺地域に騒音をまき散らした。米軍による騒音は、日米合同委員会で合意した航空機騒音規制措置(騒音防止協定)で制限されている午後10時から午前6時にも発生した。24日未明には普天間飛行場内で消火訓練があり、目撃者によると、炎と黒煙が上がった。宜野湾市には訓練実施の事前通知があったという。

 普天間飛行場周辺では、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイなどが離着陸する様子が確認された。23日午後4時39分には、この日宜野湾市内で最大値となる93・5デシベルを野嵩局で観測。新城局ではこの日市内8カ所の測定局で最多となる56回の騒音を測定し、午後10時52分には72・5デシベルの騒音を観測した。同飛行場の飛行経路に近い沖縄市の比屋根局では、23日午後5時33分に95・2デシベルを記録した。

 嘉手納基地では、F15戦闘機などの訓練は行われなかったが、哨戒機や輸送機などの離着陸が行われた。嘉手納町屋良地区では23日午前5時32分、最大値78・4デシベルを観測した。北谷町砂辺区では最大91・4デシベルの騒音を記録し、宮城区で午後10時50分に72・9デシベルの騒音を観測した。

 宜野湾市は24日午前、沖縄防衛局に「地域にとって大事な日のため、飛行を控えるよう米軍に申し入れてほしい」と口頭で伝えたが、米軍機の離着陸は継続された。防衛局は米軍に対し、旧盆期間中は十分配慮するよう要請したとしている。