佐喜真氏「撤回あり得る」 辺野古是非は明言せず


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 9月30日の沖縄県知事選に出馬する前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)は24日、県が進めている辺野古新基地建設の埋め立て承認撤回の手続きについて「しっかり精査し、瑕疵(かし)、法令的に問題があれば撤回もあり得る」との考えを明らかにした。選挙母体の事務所開きの後、那覇市内で記者団に答えた。一方、辺野古新基地建設の是非については明言を避けた。

 県は埋め立て承認撤回に向けて進めてきた聴聞の手続きを終え、手続き上はいつでも撤回できる環境が整っている。

 佐喜真氏は辺野古新基地建設の是非については考えを明示せず「普天間飛行場をどうやって返還するか。どういう手法があるかというよりも、誰が、どういう形で返還を実現できるのかを県民に問いたい」と述べるにとどめた。