県立農業大学校、宜野座に移転決定 県がきょう発表


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 沖縄県は、沖縄県立農業大学校(名護市大北)の移転先を宜野座村松田に決めたことが分かった。31日午後に知事職務代理者の富川盛武副知事が県庁で会見し、詳細を発表する。

 農業大学校は県農林水産部の出先機関で、1~2年の修業期間で沖縄の気候や地域特性を生かした農業を学ぶ県立大学校。 

 現在の農業大学校は施設の老朽化や土地が狭いなどの課題から移転の検討が進められてきた。移転先を巡っては、外部検討委員会が2015年3月に宜野座村を最適地に選定していたが調整がつかなかった。約3年5カ月を経て正式に移転先が決まった。

 宜野座村の移転候補地は、国道や県道が近く交通アクセスが良いことや、土地造成が不要で経費削減ができること、牧草地やかんがい排水設備が整っていることなどが評価されていた。

【琉球新報電子版】