辺野古ゲート前で約20人座り込み 資材搬入確認されず


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込みをする新基地建設に反対する市民ら=31日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で31日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前には、新基地建設に反対する市民ら約20人が集まり、座り込みを行った。午前11時半までに資材の搬入は確認されなかった。

 一方、海上では市民がカヌー8艇、抗議船3隻で抗議した。カヌーで抗議に参加した作家の目取真俊さんは抗議船にあるマイクを握り、思いを訴えた。撤回を表明し、亡くなった翁長雄志知事に触れた上で目取真さんは「工事を強行する政府に対抗して、翁長知事は自らの命に代えて撤回を表明した。その意味が君たちにわかるか」と言葉を強めた。ゲート前の安仁屋真孝さん(63)=沖縄市=は「(この動きで)今後大きなうねりになってくれれば良い」と期待を込めて話した。【琉球新報電子版】