「夢と誇りある沖縄に」 玉城デニー氏の選挙母体発足 県知事選


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ひやみかち・うまんちゅの会事務所開きでガンバロー三唱する玉城デニー氏(前列中央)ら=8月31日午後7時40分ごろ、那覇市古島

 9月30日の県知事選に出馬する衆院議員の玉城デニー氏(58)の選挙母体「平和・誇りある豊かさを!ひやみかちうまんちゅの会」が8月31日、那覇市内で事務所開きを実施した。事務所は那覇市古島の古島テラスを利用する。

 玉城氏は「イデオロギーよりアイデンティティー、どんどん手をつないで沖縄を平和な島にしよう。自然環境を大事に、あらゆる人を受け入れ、子どもたちが世界に飛び立っていく拠点にしていこう。翁長知事がつくろうとした沖縄は、そういう夢ある沖縄、誇りある沖縄の姿だった」と訴えた。その上で「自分の信念であるぶれない姿勢を、翁長知事から受け取った信念に重ね合わせ、デニーカラーを、つくり上げる『新時代沖縄』の姿に表していく」と支持を呼び掛けた。

 選挙母体は県政与党、労働組合、市民団体、企業などで構成する。会長には金秀グループ会長の呉屋守将氏が就任した。本部長は仲里利信前衆院議員が務める。集会では、呉屋会長はじめ照屋寛徳衆院議員、赤嶺政賢衆院議員、城間幹子那覇市長らが登壇し、激励した。冒頭、8月8日に死去した翁長雄志知事を追悼し、全員で黙とうした。