立候補予定の2人が鉢合わせ 沖縄知事選の佐喜真氏と玉城氏、街頭へ繰り出す


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握手を交わす佐喜真淳氏(右)と玉城デニー氏=2日、沖縄市コザ運動公園

 30日投開票の沖縄県知事選で事実上の一騎打ちが想定される佐喜真淳氏(54)と玉城デニー氏(58)の対決の構図が固まってから初の日曜となった2日、両氏は沖縄市議選の候補者らとあいさつ回りを展開した。共に沖縄市の胡屋十字路で街頭演説するなど同様の動きを見せ、同市で開催された沖縄全島エイサーまつりでは鉢合わせ。「お互い頑張りましょう」などと声を掛け合い握手する場面もあった。

 佐喜真氏は午前8時半、沖縄市議選に出馬する候補者の出陣式に駆け付け、参加者と握手したり、写真撮影したりしてスキンシップを図った。正午ごろには同市の胡屋十字路で別の候補者にエールを送った。

 午後3時45分ごろに全島エイサーまつりの会場に到着。来賓席や会場を回り、ブースを構えていたFMコザの番組にも出演。来場者に声を掛けられ乾杯する場面もあった。佐喜真氏は報道陣の取材に対し「政策もそうだが、私の性格なども知ってほしい。多くのスキンシップが重要と思う」と語った。

 玉城氏は午前8時半、沖縄市議選に出馬する候補者の出発式に駆け付け、応援演説した。同10時ごろには同市の胡屋十字路でも熱弁を振るった。その後、名護市に移動し、市議選候補者を応援した。

 午後4時45分ごろには、全島エイサーまつりの会場に到着した。エイサーまつりでは大勢の地元の市民らが玉城氏に声を掛け、握手や写真を求める姿が見られた。激励を受けた玉城氏は「たくさんの人に声を掛けていただき、とてもうれしい。皆さんの期待に応えられるよう頑張りたい」と意気込みを語った。
 (’18知事選取材班)