【中国時報】3D地図作成で表彰 台湾政府「グーグル超え」と称賛


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 台湾の陳宗彦・内政大臣は8月29日、新竹市で行われた優良サービス団体の表彰式に出席し、国の3D電子地図作成プロジェクトにたずさわってきた国土測絵(測量・作図)センターと、先端技術を治安維持に活用している新北市政府警察局に表彰状を授与した。2団体は行政院(内閣府に相当)の第1回「政府服務賞」も受賞している。

 陳大臣は、国土測絵センターの「台湾通用電子地図」作成プロジェクトについて「国土の3D地図作成の基盤となるもので、その精度と解像度はすでにグーグルマップを超えている」と称賛。

 グーグルマップが従量制に変わり、一部有料になったことに対し、「台湾通用電子地図」は無料で多くの企業などに利用されていると強調した。

 台湾の自治体としては最も多くの人口を抱える新北市警察局では、全国に先駆けて、3D技術や画像認識機能を駆使した治安維持システム、クラウドに蓄積されたデータの解析による自動交通管制システムなど、先端技術を活用した住民サービスの充実を図っている。