情報真偽検証 ファクトチェック・イニシアティブが実施 偽ニュース、デマ防止


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取り組みについて説明するファクトチェック・イニシアティブの瀬川至朗理事長(左)と楊井人文理事兼事務局長=6日午後、東京都千代田区の日本プレスセンタービル

 【東京】NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)」は6日、30日投開票の沖縄県知事選に関し、インターネット上などで出回る情報のファクトチェック(真偽検証)を実施すると発表した。基地問題を背景にデマや中傷、「沖縄ヘイト」が広がる中で、FIJの瀬川至朗理事長は「基地問題は日本全体の問題だという点を含め、沖縄の知事選でファクトチェックをすることは重要なことだ」と意義を強調した。

 取り組みに協力するメディアや一般市民の参加を受け付けており、13日の告示までにホームページで情報提供や記事配信を始める。

 今回の知事選ではホームページなどで情報提供を募るほか、ツイッターの投稿から真偽不明の情報を自動的に検出するシステムを導入し、FIJが「疑義情報」「端緒情報」として公開する。メディアや一般市民が真偽を検証しやすい環境を整備し、偽ニュースやデマの拡散防止につなげる。

 応募方法や詳細はhttp://fij.info/を参照。