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琉球ゴールデンキングス、関西地区連覇 Bリーグ・アーリーカップ

緩急つけた視野の広い攻撃で優勝の原動力となった並里成=大阪府のエディオンアリーナ大阪(Bリーグ提供)

 プロバスケットボールBリーグのシーズン開幕前にB1、B2の垣根を越えて戦うアーリーカップの関西地区決勝は9日、大阪府のエディオンアリーナ大阪で行い、琉球ゴールデンキングスは79―62で大阪エヴェッサを制して、大会2連覇を飾った。キングスは選手全員がそろわない中でも気持ちの入ったプレーで勝負強さを発揮した。出場した唯一の外国人選手ジョシュ・スコットは今大会2試合とも、インサイドや確率の高いフリースローで大活躍し、MVPに選ばれた。

◆個性多彩、多様な戦術/完成度の高さ見せつける

 誰が出場しても戦力が落ちないキングスが、アーリーカップ2連覇でシーズンに向けて大きな弾みをつけた。大歓声を挙げるファンに佐々宜央HCは「アウェーだけどホームの感じでやらせてもらった。ありがとう」と感謝した。

 第1Qは岸本隆一のスチールからの速攻や3点弾、ゴール下からねじ込むようなジョシュ・スコットの得点で先行した。ただ、大阪は外国人と帰化選手2人でインサイドから得点。外国人勢はスコットのみのキングスはゾーン守備で迎え撃つも、課題とする身長の低さを攻められて得点を許し、接戦が続いた。

 第2Qは重圧を強めた守備に加え、独特なリズム感のある並里成の素早い攻撃が起点となり、橋本竜馬が勝負どころで3点弾を沈めた。第3Qは一時、大阪に追い上げられ、第4Q序盤でスコットがファウルトラブルでベンチへ。日本人のみとなったが、石崎巧の冷静なドライブに須田侑太太郎らのしつこい守備で粘り、最終盤にスコットをコートに戻してインサイドアウトの連係で勝ち切った。

 役者が増えたキングスらしく、個性あふれるプレーと多様な戦術でシーズン前から完成度の高さを見せつけた。優勝の原動力の1人、スコットは「出場者全員で戦い抜くことができて本当によかった。すごくうれしい。ゴーキングス」と満面の笑みを見せた。

◆選手のファイト心にきた

 佐々宜央HC(キングス)の話 勝ち負け以上に選手のファイトが心にきた。この姿勢をファンに見せたいと思っています。今年てっぺん目指してますけど、そういうことだけでなく一瞬一瞬、今日はルーズボールの場面に表れましたが、そういうものを皆さんに見せていきたい。