那覇市立病院の改築1年遅れ 病床数、建設規模が未確定


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那覇市立病院

 沖縄県那覇市の新里博一健康部長は、市古島の独立行政法人那覇市立病院の建て替えについて、2023年度に完成を予定していた当初の計画が、1年遅れると説明した。10日の那覇市議会代表質問で湧川朝渉氏(共産)の質問に答えた。那覇市立病院は施設の老朽化に伴い、現在地で建て替える予定となっている。

 必要とされる病床数が未確定なことなどから、建設規模が定まっておらず、建設関連費の病院と市との負担割合の調整を行う必要があり、全体的なスケジュールが1年遅れになるとしている。

 市保健所保健総務課によると、市立病院については建て替えの基本構想と基本計画を策定している。今後、20年度に実施計画を策定し、建設工事を経て24年度に完成、25年度に開院を目指すとしている。