東北でFMよみたんが人気 なぜ?


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山形について紹介する仲宗根朝治社長=読谷村のFMよみたんスタジオ

 【読谷】FMよみたんファン倶楽部山形支部の上野歳一支部長(59)=山形県鶴岡市在住=がこのほど、同局で放送中の「ゆんたんじゃ出番ですよ」に、山形から生出演した。FMよみたんは年に1回程度、山形から電話で中継し、山形の魅力を発信している。この日は山形の地酒を製造している「月山酒造」(山形県寒河江市)を紹介した。上野さんは「FMよみたんはスタッフがフレンドリーなのがいい。番組を聴くと沖縄旅行の思い出がよみがえる」と交流を楽しんでいる。

 FMよみたんファン倶楽部山形支部は、上野さんと知人ら16人で構成し、年に1度、FMよみたんのスタジオを訪れて、番組にも出演している。FMよみたん側も2013年に山形県を訪れ、赤川花火大会を中継した。ファン倶楽部は関東にも支部がある。

 上野さんは2012年秋にFMよみたんのネット配信に触れたことをきっかけに、ファンになった。沖縄には何度も訪れていた上野さんは「FMよみたんを聴くと、沖縄旅行を思い出す。観光雑誌に載っていない情報も入る」と語る。

 中継の時、上野さんは「現場から伝えることを心掛けている」と話す。おととしはサクランボ畑から中継した。上野さんは「山形の魅力を今後も発信していきたい」と意気込む。

 FMよみたんの仲宗根朝治社長は「読谷の情報に触れたことで読谷のファンになり、読谷を訪れてお土産を買うなどした人たちもいる。地域活性化につながっている」と語った。