アイスホッケー 沖縄県内初の国際大会


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相手のゴール際でせめぎ合うオール沖縄(赤色)の選手=13日夜、南風原町のスポーツワールドサザンヒル(喜瀬守昭撮影)

 沖縄では初開催となるアイスホッケーの一般海外チームを招いた「第1回国際親善交流アジア大会」が13日夜、南風原町のスポーツワールドサザンヒルで開幕した。県アイスホッケー連盟が協力して実施。夏のイメージが強い沖縄で「氷上の格闘技」による交流を図り、競技の知名度向上やスポーツアイランド沖縄の発信などを目指す。

 大会は在沖米軍人とカナダ国籍の選手らで結成する「沖縄スナイパーズ」のメンバーによって企画された。県内からの出場は沖縄スナイパーズ米軍、沖縄スナイパーズミックス、オール沖縄の3チームで、タイと韓国から地域のクラブチームが1チーム参加している。オール沖縄には国体の成年沖縄代表も加わっている。

 大会初日は3試合が行われた。会場の雰囲気は終始和やかで笑顔が飛び交った。体格の良い外国人選手たちによるスピード感あるプレーは迫力があり、周囲を魅了した。県アイスホッケー連盟の佐藤好美さんは「県内の人に、競技を身近に感じてもらいたい」と期待を込めた。

 県内では今大会のほかに、40~70代が中心で、カナダのチームも参加する「オールドタイマー国際親善大会」が毎年開催されているが、一般チームが参加するアジア大会は県内初となる。

 大会は15日まで行われる。総当たりのリーグ戦を行った後に、最終日に1、2位のチームによるチャンピオンシップゲームで、初代チャンピオンを決める。