農林水産業が盛んな北海道を襲った地震から約1週間が経過し、沖縄県内では一部の商品で欠品や取扱量が少なくなる影響が出ている。県内の一部スーパーは一時、入荷が止まり、北海道産のサンマが200円から2倍の400円に値上がりした。青果物の流通に関わる沖縄協同青果の担当者は「大きな値動きはないが(北海道産の)取扱量は若干少なくなった」と話し、「今後、モノが若干悪くなる可能性はある」と動向を注視している。
県中央卸売市場では、北海道産のダイコンやニンジン、ジャガイモ、タマネギなど主な4品目は通常より取扱量が減っている。
協同青果担当者は「(地震直後は)ストックもあったが、じわりじわり影響は出ている。今後も輸送がストップすれば、どうなるか影響がないとは言えない」と述べた。
リウボウストアの担当者は「サンマやサケの入荷が遅れ値上がりしたが、西日本豪雨の時ほど大きな影響はないだろう」とした。金秀商事の担当者は「輸送がストップし欠品や品不足はあったが、値上げや高騰には至っていない」と話した。