SNSで政策浸透 沖縄県知事選候補、ネット重視


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 異例の超短期決戦となった30日投開票の知事選で、各候補者はフェイスブックやツイッターなど会員制交流サイト(SNS)を用いた情報発信に力を入れている。佐喜真淳さん(54)、玉城デニーさん(58)は陣営内にネット発信に対応する担当者を配置し、政策の浸透を図る。

 佐喜真さんと玉城さんは共にツイッター、フェイスブック、インスタグラム、ライン@を使用する。

 佐喜真さんはユーチューブで専用のチャンネルも開設し、動画を配信する。担当者は「短期決戦で、知事選があることを知らない人も多い」と現状をみた上で「若い人たちにも人間性や政策をネット上でも広めたい」と意気込んだ。

 玉城さんは、SNSチームを作り、動画作成を2班体制で担う。担当者は「名護市長選の反省からデマに即対応するチームも編成し、ネット監視もする」と説明。「誹謗(ひぼう)中傷に対し、法的な対応も含めて徹底対応する」とした。

 渡口初美さん(83)は「お金を掛けない選挙」をモットーにインターネットを駆使する。

 兼島俊さん(40)もネットに絞って選挙戦を展開している。