誰もが生きやすく あす那覇でピンクドット LGBT写真展も


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性的マイノリティーにスポットを当てた写真展「OUT IN JAPAN」の作品。ピンクドット沖縄で展示される(OUT IN JAPAN提供)

 LGBTなど性的マイノリティーが生きやすい社会を目指すイベント「ピンクドット沖縄」が16日午前11時から、那覇市牧志のてんぶす那覇前広場で開かれる。LGBT当事者やアライ(賛同者、理解者)らのトークショーや写真展などを行う。主催者は「誰もが生きやすい社会に向け、考えるきっかけになれば」としている。参加無料。

 今年で6回目。ピンクドットは2009年にシンガポールで始まり、米国や香港など世界各地に広がっている。日本での開催は沖縄だけ。昨年は約3200人が参加し、今年は国内外から5千人を見込む。趣旨に賛同する企業も昨年より3割増加し、過去最高の100社となった。

 今年のテーマは「全ての人がより生きやすい社会を」。3部に分けてトークショーを実施する。てんぶす館では、性的マイノリティーらのポートレート写真展「OUT IN JAPAN」が県内初開催となる。午後3時半からのフィナーレでは、ピンク色のカーペットが50メートルにわたって国際通りに敷かれ、その上を参加者全員で歩く。荒井達也・共同代表兼実行委員長は「『応援しているよ』『理解しているよ』との意思表示になる。ピンクのものを身に着けて参加してほしい」と呼び掛けている。