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普天間 延長十三回制す 沖縄県高校野球秋季大会第4日

 高校野球の第68回県秋季大会第4日は15日、北谷公園野球場など3球場で2回戦9試合を行った。普天間はタイブレークにもつれる延長十三回に高橋優輔がサヨナラ安打を放ち5―4で首里東に競り勝った。美里工業は本部に12―5の八回コールド勝ちを収めた。前原は10―3で具志川を下し、南部工業は6―1で美里を退けた。第4シードの興南は7―0で沖縄工業に勝利。知念は7―0で向陽、与勝は10―2で昭薬付、北谷は14―3で浦添商業、豊見城は11―1で北部農林をそれぞれコールドで破った。16日は北谷公園野球場とコザしんきんスタジアムで2回戦6試合を行う。



◇普天間・高橋 殊勲のサヨナラ打


首里東―普天間 延長13回1死2、3塁 サヨナラ安打を放った普天間の高橋優輔

 延長十三回、タイブレークまでもつれた普天間―首里東。先に2点を奪われた普天間だったが、押し出しの四球と暴投で追い付き、途中出場の高橋優輔の右前打で3時間を超える熱戦に終止符を打った。試合後、ほっとした顔で喜ぶ普天間と、思わず帽子を叩きつけ悔しがる首里東。明暗を示す姿があった。

 先制したのは首里東だったが、すぐに普天間が追い付き、六回までにさらに1点ずつ加えるもその後はスコアボードに0が並んだ。緊迫した試合も普天間の先発・具志堅泰地は変化球で打たせる投球をしながら、スライダーとチェンジアップを決め球に十一回までに10奪三振と好投した。

 タイブレークに入った十三回、2点を追う展開にも「接戦を楽しもう」(高良空旺主将)と声を掛け続けた普天間の選手の表情には明るさがあった。チームで毎日1時間は練習しているというバントを比嘉基貴が三塁線ぎりぎりに決めて満塁に好機を広げる。四球と暴投で同点に追い付くと「打ったらヒーロー。絶対に返す」と高橋が打席に入った。内角の変化球を思いきり引っ張ると、打球は一塁手の前で跳ねて、飛びつく一塁手の横を抜けていった。

 小学3年生から野球を始め、初のサヨナラ打に喜ぶ高橋。次戦に向け「きょうみたいに粘り強い試合で打線を回したい」とさらなる勝利を目指す。(屋嘉部長将)

※注:高橋優輔の「高」は旧字体



◇15日の結果

▽2回戦
美里工業 12―5 本部
 (八回コールド)
前原 10―3 具志川
豊見城 11―1 北部農林
 (六回コールド)
興南 7―0 沖縄工業
 (七回コールド)
与勝 10―2 昭和薬科大学付属
 (七回コールド)
南部工業 6―1 美里
普天間 5―4 首里東
(延長十三回タイブレーク)
知念 7―0 向陽
 (七回コールド)
北谷 14―3 浦添商業
 (五回コールド)

◇16日の試合

【北谷】9時
KBC未来―八重山
八重山商工―読谷
那覇工―宜野湾

【しんきん】9時
沖縄水産―石川
北山―宮古
沖縄高専―南部農林