【中国時報】関空閉鎖、１４００人に影響　帰国遅れや旅行中止も

　日本の関西国際空港が閉鎖となり、各旅行社の日程に大きな混乱が生じた。観光局の統計によると、今回の台風の影響で台湾への帰国が遅れた旅行団は約１７団で、旅客数にして４５８人に及んだという。別の統計では、旅行を中止したのは２９団で、旅客数は９０７人に上った。

　旅行業者は、旅客を別の空港へ移動させて台湾へ帰国させたほか、日本へ出発していない旅客に対しては日本の別の地域に行き先を変更した人に割引するなど、さまざまな対策を講じた。中には、全額返金の措置をとったところもあった。昨年は台湾から日本を訪問した人は４６１万人で、年々増加の一途をたどっている。日本旅行は交通の便が良く、安全で、それは個人旅行と団体ツアーの割合が７対３であることからもうかがえる。多くの台湾人が日本旅行のリピーターである。

　雄獅旅行社は、６日に出発予定だった長栄航空の関西国際空港行きの旅客全員に対し、チケット料金全額を返金することを決めた。返金手続き費用も全額免除にするという。予定では計５団体の旅行ツアーが計画されていたがすべて中止となり、６５人に影響が出た。７日以降の旅行団体に関しては、関西国際空港の運営状況を見てから措置を決定するという。