女子サッカーの第21回九州リーグ1部(Qリーグ)第14試合は22日、ヴィクサーレ沖縄FCナビィータは南城市陸上競技場で大分トリニータレディースと対戦し、2―1で勝利した。ナビィータは3連勝。リーグ2位に位置している。
ナビィータは序盤の失点で劣勢となったが、交代選手を使い、流れを引き寄せると後半に2得点挙げ、逆転でホーム戦を飾った。
全保連琉球デイゴスは、西原町民陸上競技場でANCLASノーヴァと対戦し、3―0で勝利した。
23日、ナビィータは南城市陸上競技場でANCLASノーヴァと、全保連デイゴスは西原町民陸上競技場で大分トリニータと対戦する。
◆途中出場の玉城 流れ変える活躍/劣勢覆す同点弾
序盤の失点で、相手を追い掛ける苦しい流れを途中出場の玉城薪瀬が変えた。チーム1、2を争うスピードを生かしたドリブルと相手守備の裏を抜ける技術力。同点弾も決め、チームの追い上げムードを高めた。玉城は「自分が決めないといけないと思っていた」と表情は明るかった。
雨が降る悪条件の下、パスミスなど細かなミスが続いた。序盤は守備の連係が乱れ、コーナーキックで失点した。「気持ちが後ろ向きになってしまった」(與座周平監督)。その後もミスが続く悪循環に陥った。
しかし、前半30分から玉城が出場すると、ラインが上がった。後半7分、中盤でスルーパスを受け取った玉城。前に出ていた相手GKをかわし、思い切り振り抜いたシュートはゴールに吸い込まれた。その2分後、國吉真梨子が逆転のゴールを決めた。
ナビィータは、なでしこリーグの3部に当たる「プレナスチャレンジリーグ」の入替戦予選大会(10月26~29日)への出場が決まっている。與座監督は「難しい状況でも勝ち切ったことは大きい」と収穫を得た試合に満足げだった。
(喜屋武研伍)