うちなーバレエ、華やか 大琉球浪漫第8弾


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ザ・KANJEKUを舞う玉城琉美(左)とバットバヤル・プルオチル、長崎遥(奥)=22日夜、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 新本社ビル落成記念公演「おきなわ文化の祭典 大琉球浪漫」(主催・琉球新報社、特別協賛・医療法人陽心会)の第8弾「NS琉球バレエ団・琉球を舞う」が22日、沖縄県那覇市の琉球新報ホールであった。NS琉球バレエ団が、琉球舞踊や古武道の要素を取り入れた創作バレエ「琉球クリエイティブバレエ」の世界を華々しく展開した。

 姉妹のあだ討ちを表現した「高平良萬歳」は、二才踊「高平良万歳」の曲で踊られた。琉球音楽の旋律の下、美しく伸びたつま先から生まれるバレエならではのしなやかで力強い動きが観客を魅了した。美女と醜女(しこめ)のやりとりを描いた「しゅんどう」は、醜女が手をばたつかせたり首を大きく傾けたりとユーモアあふれる踊りで会場を沸かせた。空手の型を取り入れた「古舞道」ではヌンチャクやサイ、トンファーなどを手に勇壮に舞った。

 23日は「沖縄 洋舞の世界・ダンスブーケ」がある。問い合わせは琉球新報社読者事業局(電話)098(865)5255。