12人、夢に向かって アイドル“ゆいパチ”発進 沖縄・石垣


社会
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お披露目イベントでステージに立つ「ゆい☆イシガキ88!」のメンバーら=24日、石垣市大川のゆいロードシアター

 【石垣】石垣市のご当地アイドルプロジェクト「ゆい☆イシガキ88(パチパチ)!」(ゆいパチ)のお披露目公開イベントが24日、市大川のゆいロードシアターで開かれた。小学3年生から高校1年生までの女子12人がステージに立ち、アイドルとしての道をスタートさせた。

 プロジェクトは地域活性化を目的に始動し、8月17日にオーディションを開催。2017年に解散した市内女子中高生らのダンスボーカルユニット「AED48isg」の4人に加え、オーディションを突破した8人が新たに加わった。

 既にFMいしがきサンサンラジオでのレギュラー番組が始まっているほか、島内イベントへの出演も決まっている。今後は週2~3回のレッスンを重ね、活動していく。

 公開イベントでメンバーたちは、家族や友人らの前で緊張した様子を見せながらも、笑顔で自己紹介。記者の質問に答える形で、それぞれ加入のきっかけや目標などを語った。

 新メンバーの小学4年生の翁長虹心(にこ)さんは「女優になりたいという夢があるのでチャンスだと思って応募した。いろんなことに挑戦したい」と抱負を話した。リーダー的立場の一人となる高校1年生の中村百(もも)さんは「もっと大きなグループになって各地でライブやツアーをしたい。市民からも応援されるチームにしていきたい」と力を込めた。

 プロジェクトの多良間聡共同代表は「『石垣と言えばゆいパチ、ゆいパチと言えば石垣』というように、島のアイコン(象徴)的な存在として活躍してほしい」と話した。