政治

沖縄・名護市議会、再び与党少数 公明議員、くじで議長に

大城秀樹氏

 【名護】名護市議会9月定例会が28日に開会し議長選挙が行われた。その結果、新しい議長に与党公明党の大城秀樹氏(68)が選出された。渡具知武豊市長を支える与党から議長が選ばれたことにより、再び少数与党となり市長は議会運営に苦慮することが予想されたが、渡具知市政に是々非々で臨む新会派が野党に発足し、議会では新たなき動きが出てきそうだ。

 議長選挙では、26人全市議が無記名で投票し、大城氏13票、自民系会派礎之会の比嘉拓也氏13票の同数となり、最後はくじ引きで大城氏に決まった。副議長には指名推薦で比嘉氏が選出された。

 9日投開票の名護市議会議員選挙で与党13、野党12、中立1の構図となった。その後、野党の保守系議員らが中心となり新しい会派「にぬふぁぶし名護」を発足させた。同会派の小濱守男会長は今後、渡具知市政に対し、是々非々の立場を取る姿勢を示している。

 小濱会長は「市民の立場に立って、物事がいいのか悪いのかをその時々で判断したい。是々非々主義で行かないといけない」と述べた。

 6月議会では、新基地建設を受け入れたことで得られた再編交付金を活用した補正予算案を巡り、与野党が対立し議会が紛糾した。9月議会でも渡具知市長は再編交付金約4億円を活用した補正予算案を提出する予定で、今後の議会の動きが注目される。渡具知市長は「(与党)多数ではないが、議会が紛糾しないように議会の皆さんに丁寧に説明していく」と答えた。