地位協定改定訴え フィッシャーさん 全知事に要請へ


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「安全な沖縄を実現させたい」と語るキャサリン・ジェーン・フィッシャーさん=28日、那覇市の県政記者クラブ

 米兵による犯罪の被害者として性暴力の根絶を訴えているキャサリン・ジェーン・フィッシャーさんが28日、那覇市の県政記者クラブで会見し、47都道府県知事と面談して日米地位協定の改定を要請する活動を実施する計画を発表した。

 新たな沖縄県知事にも面談を求めるとし「戦後73年、誰が知事になろうと生命、自由、身体の安全に対する権利が守られる沖縄を達成しないといけない」と強調した。

 フィッシャーさんは、全国知事会が日米地位協定の抜本改定を含む「米軍基地負担に関する提言」を7月に全会一致で採択したことを評価。「東京で日米地位協定の話をすると『沖縄のことか』と言われるが、これは日本の問題だ。沖縄の安全を守るための共感の心を広げたい」と語った。