社会

「みちのくの塔」近くのあずまや倒壊 台風24号

台風24号で倒壊した「みちのくの塔」近くのあずまや=30日、糸満市摩文仁の平和祈念公園内

 【中南部】台風24号が過ぎ去った30日も那覇市内では強風で転倒し、けが人が出た。沖縄市知花の東南植物楽園内に設置されていた高さ約25メートル、重さ約40トンの観音菩薩(ぼさつ)像が根元から倒壊したほか、糸満市摩文仁の平和祈念公園内でも多数の損壊が確認された。人々は早朝から倒木などの清掃作業に追われた。臨時休業を決めた施設もあった。

 那覇市消防局によると、風にあおられて転び、ガラスで手を切って出血するなどのけが人がいた。
 観音菩薩像が倒壊した東南植物楽園では後片付けをする。けが人はいなかった。宮里高明副園長は「想定外だ。何とか復旧に向けて取り組みたい」と肩を落とした。
 県平和祈念公園では、青森県の慰霊塔「みちのくの塔」のそばのあずまやが倒壊しているのが確認された。同塔入り口にある100キロほどの石碑の説明板も落ちて割れた。公園を管理する県平和祈念財団は午前から倒木などの片付けをし、午後から開園した。県平和祈念資料館は、停電と天井壁の一部が崩落したため3日まで休館する。
 嘉手納町水釜では護岸ブロックが道路まで打ち上がった。強風で飛ばされた岩などで周辺の家屋や車両などがへこみ、破損するなどした。浦添市城間の「学園通り」ではガジュマル2本が倒れ、道路をふさいだ。