乳がん、まず自己触診 専門医が早期発見呼び掛け きょうからピンクリボン月間


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ピンクリボンカーニバルで、乳がんについて話す浦添総合病院の蔵下要副院長・乳腺センター長(右)とラジオパーソナリティーの城前ふみさん=30日、イオン那覇

 1日から始まるピンクリボン月間を前に、乳がん検診の早期受診を促すイベント「ピンクリボンカーニバルinイオン那覇」(NPO乳がん患者の会ぴんく・ぱんさぁ主催)が30日、沖縄県那覇市のイオン那覇店1階イベント広場で開かれた。同団体の活動や早期発見の重要性を伝えるパネル展示や乳がん専門医によるトークショーのほか、現代舞踊やハワイアンフラが披露された。

 第1部のトークショーでは浦添総合病院乳腺センター長の蔵下要医師がセルフチェックと検診による早期発見の大切さを強調し「毎月、日にちを決めて胸を触って変化を見つけて」と訴えた。第2部では宮良クリニック院長の宮良球一郎医師が「乳がんは生活習慣病のようなもの」とし、「掃除や洗濯、散歩など日常生活の中で運動をして肥満を防いで」と呼び掛けた。

 ステージでは「Mana ’olana Hula Studio」によるハワイアンフラショー、那覇青少年舞台プログラムによる現代舞踊が披露され、会場を盛り上げた。

 展示ブースでしこりのある胸の模型を触った佐藤沙代子さん(31)=那覇市=は「触ってみると意外としこりって分かる。触診の参考になった」と話した。

 1日から、北谷町のカーニバルパークミハマの観覧車が毎週土曜日の午後6時半からピンク色にライトアップされる。