保育料過徴収181万報告 南風原、10年で95世帯から


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 【南風原】2008年から17年度までの10年間、沖縄県南風原町が95世帯から計181万9900円の保育料を過徴収していたことが、1日までに分かった。保育料の算定方法の認識に誤りがあったことが原因。同日の町議会定例会で国吉真章副町長が報告、謝罪した。国吉副町長は「町民の保育行政に対する信頼を損なうことになったことを深く反省し、再発防止に努める」と述べた。

 県による保育料分布調査をきっかけに、町が保育料算定の実態を確認し、判明した。過徴収に対する還付加算額(利息)38万2415円を含めると、返還額は220万2315円。町は9月末に対象の保護者へ通知し、返還の手続きに移っている。

 再発防止策として町は、関係法令の適切に把握し、事務体制を整え、電算システムでのチェック機能を強化するとしている。