読谷活性化に若い力 読谷、古堅の2中学同級生、6日に音楽イベント 「村を盛り上げたい」


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第2回てんてんあしびの結団式であいさつする高嶺剛実行委員長(奥)=8月31日、読谷村の儀間公民館

 【読谷】読谷中学校43期と古堅中学校44期の同級生有志が中心になり企画した音楽イベント「てんてんあしび」(同実行委員会主催)が6日、沖縄県読谷村の長浜地区運動広場で開かれる。今回で2回目で、昨年の第1回は想定していた150人を倍近く上回る人数が訪れた。高嶺剛実行委員長は「村全体が盛り上がるきっかけになればいい」と語り、多くの来場を呼び掛けている。

 イベント開催のきっかけは1976年4月~77年3月生まれの40歳を記念した読谷中、古堅中のそれぞれの同窓会だった。会が成功した勢いそのままに、それぞれの実行委が「何かイベントをできるんじゃないか」と盛り上がり、昨年、第1回を企画、本番は予想を超える大盛況だった。出演者からも「第2回も呼んでね」と声が掛かった。

 第2回には長浜子ども会や渡慶次子ども獅子舞クラブ、歌手の河口恭吾さんや護得久栄昇さん、でいご娘などが出演する。読谷と地域交流がある鳥取県からも女性舞踊集団「びゅうていず」などが出演するほか、鳥取の新米食べ比べなどの「食」も楽しめるコーナーを用意する。

 「てんてん」には村内各地を「転々」と回りながらイベントを開催することや、人々や地域の「点と点」を結び付けたいという意味などを込めた。高嶺さんは「最後は世界遺産の座喜味城跡でやりたい」と意気込む。

 実行委の結団式が8月31日、村の儀間公民館で開かれ、関係者約30人が集まった。会場となる長浜区の當山政昭自治会長は「いいコンサートができると思う。地域の活性化にも上等だ。みんなで盛り上げたい」と期待した。

 イベントは午後4時開場。チケットは一般は前売り2千円、当日2500円で、高校生以下は500円。未就学児は無料。雨天時は村総合福祉センターで開催する。問い合わせは事務局(電話)090(3519)4384。