教育

災害撮影に気を付けて モバイルプリンスの知っとくto得トーク[79]


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2018年の沖縄は、台風の当たり年だ。何度も週末にかちあったため県内のイベントが延期や中止に追い込まれている。

中でも9月末の台風24号は大規模な停電が長時間続くなど多くの人に影響した。

 


今年は本当大変でしたね。
 


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台風が上陸した際「こんなに風が強いです」と、動画を撮影しSNSに投稿する人が増えるんだ。

「これだけ風強いので、県外の皆様も気を付けてください」「台風に慣れている沖縄でさえも、これだけの影響を受けています」とした意味のメッセージが添えられていることも多く、他の地域の人たちへの注意や警戒を呼び掛けるような優しさも感じるね。

 


災害時はよく投稿されますね。
 


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ただし、こうした災害時の動画撮影は2つほど気を付けないといけないことがある。

1つは、自宅や職場などの生活拠点が特定されやすいことだ。

台風の時などは「自宅の部屋から撮影しました」といった動画が多く、写っている建物や看板から、近いエリアに住んでいる人であればすぐに特定できるものが多い。

動画の投稿直後に家が特定されなくても、後日ネットで問題発言をしてしまって炎上した場合、投稿をさかのぼられて特定されることもある。

今大丈夫だからといって、これから先も大丈夫である保証はない。

 




イラスト・小谷茶(コタニティー)



確かにそうですね。
 


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もう1つは、動画の撮影に気を取られて、事故に巻き込まれる危険性があることだ。

風の強さを証明するために、外に出て撮影したり、海の近くで撮影したり、撮影のために危険な行動をとる人も多くいた。

災害時には人間はパニックにならないように「自分は大丈夫」と思い込むことがある。それを「正常バイアス」と呼ぶ。

マンションで火災報知器が鳴っていても「誤作動かな?」と思ったり、大雨で避難勧告が出ても「大丈夫じゃないか?」と思って動かなくなる心理なんだ。

 


確かにそういうところありますね。
 


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ネットには国内外問わず、災害時の衝撃的な映像が多く投稿されている。そうした動画を見ていると「自分も撮影して大丈夫」と思うかもしれない。

しかし住んでいる場所が特定される危険性や、災害被害にあう可能性があることを改めて意識する必要があるね。

 




【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

http://smartphoneokoku.net/