妊娠ママ、出産後も安心 沖縄市 包括支援窓口開設


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この記事を書いた人 琉球新報社

 【沖縄】沖縄市は1日、妊娠・出産後までの切れ目ない支援を目的に、「子育て世代包括支援センター 結(ゆい)ぽ~と」を市役所2階に開設した。窓口では、保健師や精神保健福祉士などの専門職の計5人が出産前の相談や育児などで助言する。これまでも各窓口で相談などを受け付けていたが、育児の段階に応じて窓口が異なるため「切れ目のない支援や情報提供」を図ろうと、子育ての段階に関係なく相談できる窓口としている。

妊娠中から出産後までの包括的な支援を目的に設置された「結ぽ~と」=1日、沖縄市役所

 同様の窓口は今帰仁村、那覇市でも設置されている。

 市は9月にも、10代の若年妊産婦の支援や居場所を提供する拠点「若年妊産婦の居場所」を市中央の母子未来センターに開設している。今後、同センターとも連携を図り、子育て世代の支援拡充にも取り組む。

 担当者は「一人で悩まず、どんな小さな事柄でもいいので気軽に相談に来てほしい」と、多くの女性や子育て世代の利用を呼び掛けている。

 開設時間は、平日午前8時半から午後5時15分まで。問い合わせは(電話)098(939)1252。