沖縄県内 風疹患者2人目 宜野湾市の女性


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 沖縄県地域保健課は10日、新たな風疹患者1人の感染を確認したと発表した。県内では2年ぶりとなる風疹患者が那覇市で9日に確認されており、今回で2人目。感染源は分かっておらず、1人目と2人目の感染に関連があるのかも不明だ。県が患者の行動歴などを確認し感染の経緯を調べている。県は今後も県内で患者が発生する可能性があるとして、定期予防接種を早めに受けるなど感染拡大防止を呼び掛けている。

 新たに感染したのは宜野湾市の40代女性。2日に発熱、3日に発疹の症状が現れ、4日に県中部保健所管内の医療機関を受診した。県衛生環境研究所が検体を検査し9日に風疹遺伝子に陽性の結果が出た。女性は、風疹ウイルスの潜伏期間とされる2~3週間以内に県外や国外への渡航歴はない。県は手洗いや周囲の人に向けて咳をしない「咳エチケット」など感染防止を呼び掛けている。