キングス、油断なし きょう今季ホーム開幕戦 沖縄市体育館 強敵・名古屋D迎え撃つ


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ホーム開幕戦を控え練習に励む須田侑太郎(手前)ら琉球ゴールデンキングスの選手たち=11日、宜野湾市立体育館(大城直也撮影)

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは12、13の両日、沖縄市体育館に名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎え、今季ホーム開幕戦を行う。リーグ開幕戦では秋田ノーザンハピネッツにアウェー2連勝したが、ホームでの勝利を目指し、岸本隆一主将は「開幕前から今のメンバーに期待してもらっているが、それ以上のプレーを披露したい」と意気込む。

 試合を翌日に控えた11日、宜野湾市立体育館で練習した。その後、取材に応じた佐々宜央HCは、ガード陣を増やした新チームの長短に触れながら「守備は昨季より力が落ちており、危機感がある」と説明。秋田戦は「攻撃にダイナミックさはあるが、守備のデメリットもあり、相手のシュートが入らないことに助けられた」と振り返った。

 ホームに迎える名古屋Dは、東海アーリーカップ決勝でシーホース三河を破って優勝し、今季開幕戦も三河に2連勝している。その強さを認める佐々HCは、外国人選手のジャスティン・バーレルを要注意選手として、「勢いに乗ると強いチーム。長距離砲を決めさせず、守備でいかに苦しめるか。サイズで負けているのでリバウンドも鍵になる」と語った。

 佐々HCは「勝ち気なプレーを見せ続けるのがプロの仕事。開幕試合に限らず、常にそういう試合を見せられるようにしたい」と選手に要望した。

 守備を中心に攻守でリバウンドに絡む須田侑太郎は「起点になる選手が増えたので、的確な状況判断からシュートにいきたい。何よりも、昨季以上にリバウンドにこだわっていきたい」と意気込んだ。