乳がん、早期発見を! ピンクリボン沖縄 那覇で啓発イベント


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「ピンクウォーク」に参加する琉球デイゴスの選手やピンクリボン沖縄の関係者ら=14日、那覇市の国際通り

 乳がんの早期発見・早期治療を促すイベント「ピンクリボン沖縄2018」(同実行委員会主催)が14日、沖縄県那覇市ぶんかテンブス館前広場を主会場に行われた。ピンクリボンののぼり旗を先頭に実行委員らが国際通りを練り歩き、チラシなどを配布する「ピンクウォーク」や展示、太鼓演舞、音楽などのアトラクションが行われ、乳がん検診の受診を呼び掛けた。イベントは検診受診率を向上させ、がんの早期発見による「乳がん死ゼロ」を目指し、2008年から乳がん検診月間の10月に毎年開催している。来場者は触診によるセルフチェックの方法や、医療機関での検診について紹介する展示などに見入っていた。

 国際通りでのピンクウォークには、女子サッカーチームの全保連琉球デイゴスの選手らも参加した。チームで主将を務める金城奈苗さん(27)は取材に「体が資本のアスリートも乳がんが発症する可能性がある。理解を深めながら一緒に取り組みを盛り上げていければと思う。活動を通し、セルフチェックや定期検診の意識が広がってほしい」と語った。