【中国時報】“リンタク”復活 観光の新目玉に 中部の名所、鹿港


社会
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 昔懐かしいリンタクが電動アシスト三輪車の形で、台湾中部の観光名所・鹿港に復活した。3日、1号車となる三輪タクシーに彰化県の魏明谷知事が自らナンバープレートを取り付け、車夫として町を流し、新しい観光の目玉をアピールした。

 多くの古刹(こさつ)や飲食店などがあり観光地として親しまれてきた鹿港には、十数年前から観光ガイドを兼ねたリンタクが登場。新たな街の風情として観光客には好評だったが、電動アシスト車による営業は道路交通法では許可されていないため、取り締まる警察とのいたちごっこが続いていた。

 この状況に不満を抱いていた業者団体が政府に陳情。昨年、立法院(国会)が彰化県に三輪タクシーに関する管理条例の制定を認め、新たな観光資源の誕生につながった。最高速度は25キロで、指定された区域内だけでの営業となる。