ブレーキ摩擦が原因か ゆいレール発煙 特定し対策へ


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沖縄都市モノレール(ゆいレール、資料写真) ※本文と写真は直接関係ありません

 沖縄都市モノレール「ゆいレール」車両から発煙があった問題で同社は15日、ブレーキディスクの一つが利いたままの状態で元に戻らなくなり、摩擦による熱で発煙したと推測されると発表した。詳細な原因を特定し、今後の対策を講じるという。発煙により上下線で10本が運休し、17本が遅延、2千人の乗客に影響が出た。

 同社によると、首里向け先頭車両のブレーキディスクで、発煙による変色があり、周辺で焼けたような臭いがあった。同社の乗務員が、車内でもやのような白煙とゴムが焼けるような臭いも確認した。

 同社は「原因を確定してメーカーと話し合い、対策を講じる」とした。発煙は壺川駅の首里駅行き車両で14日午後4時13分ごろ発生。乗客全員が降ろされ、約30分間以上、運転が見合わされた。車両の最大遅延は45分42秒だった。