沖縄県内7頭目になる盲導犬「ルート」が15日、日本自動車販売協会連合会県支部から、北谷町の桐原好枝さん(69)に貸与された。全盲の桐原さんは「生活範囲が広がる。とても感謝している」と喜んだ。
ルートは3歳8カ月のレトリバー種の雄で、九州盲導犬協会が育成した。昨年6月から桐原さんと生活し、桐原さんの「目」となって外出を支えている。
15日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで貸与式があった。
ルートを正式に貸与された桐原さんは「最初はうーまくー(わんぱく)でバスの中でも鳴いていたけど、今ではおとなしくなった。この子のおかげでいろんな所へ行ける」と話した。