残波で13キロマンビカー


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10月10日、残波海岸で126センチ・13キロのマンビカーを釣った太田貴士さん

 北谷町在住の太田貴士さんは、冬はアオリイカ狙い、春夏はタマンやチヌ狙い、秋はマンビカー狙いと年中ルアー釣りを楽しんでいる。7~8年前から、9月以降に北風が吹くと残波海岸でマンビカーを狙うのが定番となっている。

 北寄りの風が吹いた10日、正午ごろに現場に到着。仕掛けを作っている時から、眼下でマンビカーの群れが通過しているのが確認できた。午後0時15分に釣り開始。ジグを遠投し高速でリールを巻き上げていると、3投目に大型のマンビカーがヒット。万力からその名が付いたとの説もあるほど強烈な引きに耐えながら、足下まで寄せた。ギャフ打ち態勢に入ると海底から5匹のサメが浮いて来て、獲物を横取りされてしまった。この釣りはサメとの勝負でもあるのだ。

 しばらくギャフを掛ける位置等を確認してから、再び釣り開始。午後1時50分にヒット。サメが近づくと、リールのベールを開けてラインフリーにしてサメの攻撃から逃れて慎重に寄せてきたが、不意の攻撃に遭い尾びれをかみ切られてしまった。しかし、今度は横取りを免れ、予定したギャフ掛けポイントまで寄せ、無事に岩場に引き上げることができた。これが自己新記録となる126センチ・13キロのマンビカーだった。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

10月7日、慶良間の磯で60センチ・2.51キロほか2匹のカスミアジを釣った玉城豊さん
10月10日、残波沖で109センチ・6.9キロのマンビカーを釣った東城崇志さん

10月5日、平安座島で66.3センチ・3.45キロのタマンを釣った砂川豊さん(砂川フィッシング)
10月14日、平安座島で65.3センチ・3.88キロのタマンを釣った天久正伍さん

10月7日、渡名喜島で73.1センチ・4.62キロのウムナガーを釣った照屋健太郎さん
10月10日、泡瀬海岸でシガヤーダコを餌に66.5センチ・3.8キロのタマンを釣った伊敷昭仁さん(幸和会海人クラブ)

10月11日、那覇一文字で1メートルのサバヒーを釣った屋良朝淳さん(クラブピース)
10月7日、那覇海岸で56センチ・3.36キロのチヌを釣った宮城卓杜さん

10月12日、宜名真海岸で51.5センチ・2.1キロの尾長グレを釣った新里優真さん
10月11日、恩納海岸で68.2センチ・5.2キロのタマンを釣った知花昌仁さん