サッカーJ3で現在単独首位を走るFC琉球は20日、鳥取県のとりぎんバードスタジアムでガイナーレ鳥取(5位)と対戦する。試合は明治安田J3第28節として行う。琉球の戦績は17勝5分け4敗で、勝ち点は56。2位の鹿児島とは11、3位の沼津との差は12。勝負の残り6試合を前に、金鍾成監督は「(J2昇格が)見えてきたね。相手も必死で向かってきて、苦しい戦いになるだろう。しかしやることはこれまでと同じだ」。攻撃的なサッカーにこだわる姿勢は変わらない。(喜屋武研伍)
前節の福島戦は、徳元悠平のスーパーゴールで先制、前半で3得点し、そのまま勝利を決めた。4連勝で好調を維持する琉球は16日、糸満市西崎陸上競技場で練習を行い、汗を流した。フィジカルトレーニングのほか、ワンタッチのパス回しやクロス攻撃のパターン練習を行った。選手らには笑顔が見えて、リラックスした雰囲気だった。
鳥取とはシーズン前半戦で引き分けている。試合終了間際に、同点に追いつかれる悔しい試合展開だった。鳥取は18ゴールを決め、現在得点ランキング1位のレオナルドや、フェルナンジーニョら高い決定力を持つ外国人選手が前線に陣取る。個人技で琉球守備をこじ開けてくると予想されるが、守護神・朴一圭は「琉球は攻撃だけじゃない。0で抑えて、しっかり勝ち切る」と語気を強めた。