沖縄の塩せんべいにキャラメル味 新おやつの定番なるか


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丸吉塩せんべいの「せんべいフロランタン」を紹介する同社の新田崇太取締役部長=19日午後、那覇市の奥武山公園

 沖縄の産業まつりの県産品展示即売会では、「天使のはね」などで知られる塩せんべいの老舗「丸吉塩せんべい」(那覇市)が昔ながらの塩せんべいをキャラメルソースでコーティングした新商品「せんべいフロランタン」を出品し、新しい味を提供している。

 せんべいフロランタンは、いまいパン(那覇市)が識名園の土産スイーツとして開発した「識名園るうまんぺい」が塩せんべいを使ってフロランタンに仕上げたことに着想を得て、「玄米ポン」などを使い独自の味に仕上げた。

 薄焼き塩せんべいの上にアーモンドや玄米をのせた1枚入りと、割れた「玄米ポン」や塩せんべいを同様に仕上げたひと口サイズの詰め合わせの2種類。香ばしいキャラメル味とせんべいの塩味がほどよく和洋折衷を織りなしている。

 塩せんべいになじみのない若者向けとして考案したが、だれでも食べやすいようにキャラメルは歯につきにくく、サクサクした食感を保つように仕上げた。

 同社の新田崇太取締役部長は「昔ながらの塩せんべいをあまり食べない若い人にも食べてもらいたい」と語った。