防衛相「辺野古唯一は変わらず」 県民投票条例案の可決受け


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岩屋毅防衛相(資料写真)

 【東京】岩屋毅防衛相は26日午前の閣議後会見で、県民投票を実施する条例案が沖縄県議会で可決されたことについて「県民投票の結果をどう受け止めるかという以前に、何度も申し上げている基本的な考え方に変わりはない」と答え、米軍普天間飛行場の移設を進める考えを示した。条例案は普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設について是非を問う。

 条例案の可決で、6カ月以内に県民投票が実施される。岩屋氏は、辺野古埋め立ての賛否どちらの結果が出るかは「仮定の話」だと繰り返しつつ「私どもの考え方、辺野古へ移設が唯一の現実的な解決策であることに変わりはない」「抑止力を維持し、沖縄の負担を軽減したいという一貫した考え方で進んできたので変わりはない」などと述べた。【琉球新報電子版】